Staff
Interview
02
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Interview
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許される誤差は0.1ミリメートルの精密さ。挑戦を続けて「人を喜ばせる」ものづくりを。
Y.Y
製造 | 2014年度入社
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現在の仕事内容を教えてください。
製造現場でまずレーザー加工を経験し、いまは曲げ加工を任されています。精密板金加工は、切断、曲げ、絞り、溶接など、いろんな工程があります。レーザー加工は板状の素材を切断したり抜き出したりする、板金のトップバッターです。後工程へスムーズにつなげる加工の速さや、ムダの少ないネスティング(素材からの板取り)を上手に計算することが大事です。そして、実際にカタチをつくる曲げ加工は、4番バッター。図面や寸法の通りに、精密につくれるかが勝負です。どちらも簡単な加工ではありませんが、自分なりに工夫できるのが面白いし、楽しいですね。
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入社のきっかけと決めた理由は?
自分の技術で、人を喜ばせるようになりたい。そう思って、入社を決めました。前職でも板金加工を経験しましたが、広瀬製作所は仕事がとてもやりやすい、と感じています。みんなが顔見知りで自分の意見が伝えやすいし、本当の意味でちゃんと仕事も任せてもらえます。自分のやりたいようにできる責任はありますが、やりがいは大きいですよ。初心である「人を喜ばせる」は、お客様にはものづくりのクオリティーで、社内ではみんなが仕事をしやすい環境づくりで、役立っていけたら、と。より良いものづくりにして、自分も喜ばせることができれば嬉しいですね。
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あなたの仕事の醍醐味、
印象に残ることは?
一般的な板金加工と違って、精密板金の寸法交差(図面寸法と許される誤差)は、±0.1ミリメートルしか許されません。でも、そんなごまかしのきかない加工ができる充実感が、広瀬製作所にはあります。機械加工でも力加減で寸法が変わるので、どうすれば安定できるか、先輩に何でも聞いて教わりながら、「自分の感覚や勘」として身に付ける工夫を重ねています。曲げ加工機には「図面、寸法、角度を確認!」と、チェックメモを張っています。不良を出した時は必ず、その見落としが原因だと気づいたからです。失敗しても「次にどうするかが大事!」とがんばりを認めてくれる職場ですし、だからこそ失敗で終わらせない工夫を重ねて、ベテラン社員の方々の高い技術レベルまで、駆け上がっていきたいですね。
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広瀬製作所の好きなところ、
いいところを教えてください。
より良いものづくり、環境づくりに、終わりがないところですね。実は今、全社を挙げたワーク・ライフ・バランスの推進プロジェクトで、「改善チーム」のリーダーを任されています。仕事や働きやすい職場の環境・制度など、「いいと思うこと」を検討し、実践していくのは、とてもやりがいがあります。社員一人ひとりの改善提案も毎月、テーマを変えながら「一人1件」を目標にしています。製造現場のレイアウトを改善し、その成果を写真で「ビフォア&アフター」として掲示して、「より良い姿、の見える化」にも取り組んでいます。また、自分で決めた成長テーマに、業務時間内に挑戦できる「環境改善」も、他社にはない制度で気に入っています。担当する仕事以外のことにもチャレンジできる、「自由に働く時間」です。自分のペースで、一つずつできないことをクリアして乗り越えていける環境ですよ。
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これからの目標や
挑戦したいことは何ですか?
曲げ加工も、最初はうまくできずに悔しい思いをしましたし、技術レベルは上を見たらきりがない感じです。キャリア数十年のベテランの先輩を見て学びながら、一定レベルに辿り着いて上達すればするほど、「まだ、こんなに差があるのか!」と実感します。でも、それがモチベーションになりますし、スキルと経験を高めながら、自分の中にあるモヤモヤをなくす挑戦を続けていきたいですね。ものづくりの現場では「まさか!」と思うことが起きます。でもそれは、あり得ない、トラブルの可能性は0%に近い、と勝手に思い込んでいるからです。どんなに技術を磨いても過信せず、みんなで知恵を出し合ってより良く改善していくこの会社で、これからも互いにいろんなことを吸収し合っていくつもりです。